現状困っていないことでも、どうしても試したくなってしまうことってありますよね。
ありますね。
僕にとってはこれがまさにそうです。
ADA ソフナイザー50
まずこれが何なのかということですが、おしゃれな形のガラス管の中で攪拌されるオレンジ色のビーズを眺めてにやにやするためのものです。
ついでに水槽の水のTH(全硬度)を下げてくれる器具です。
THはGH(総硬度)と同じですね。
存在自体を知らない方もいると思います。
それも無理からぬ話で、僕も展示されているものはほとんど見たことがありません。
個人的にADA製品であまり見かけない製品TOP3に入ると思っています。
現在稼働しているソフナイザーはさいたま市内にはこれしかないんじゃないかと思っています。
mixiにソフナイザー使ってる人!というコミュニティを作っても誰も来ないでしょう。
お客様には「綺麗にするのがめんどくさい」「割れやすい」「なくてもいい」と常々言い続けてきましたが、ある時気が付いたのです。
「あ、これ自分に言い聞かせているな」っと。
見てみたい!
触ってみたい!
使ってみたい!
本当は僕も欲しかったのです。
しかし僕自身2~3回しか見たことがありませんでした。
よろしい。
ならば僕が人柱になりましょう。
ソフナイザーの本体には20、50、300っと3種類の大きさがあります。
(このほかにもフィルターのホースの径によって接続パーツが異なります。)
20・・・小型~60cmくらいまで
50・・・硬度の高い60cm~90cm
300・・・それ以上のサイズ
目安はこんな感じです。
今回は90cm水槽に設置するので、50をチョイスしました。
何度もネットで画像を確認しましたが、実物は思ったよりも大きい。
こんな感じのサイズ感。
60cm水槽に50なんて付けたら大きすぎて邪魔ですね。
20以外ありえない。
美しいガラスのデザイン。
ちょっと切断面があれですね。
手作りなので製品によって“個性”があります。
割ってくれと言わんばかりのこの細さと曲線美。
脆く儚いからこそ美しいのかもしれません。
ADAのガラス製品は、いつも僕らに諸行無常の心を忘れさせてくれません。
握らなくては外せない場所にも脆いパーツを使用する心遣い。
価格が上がってもいいから、ここはステンレスででも作ってほしかった。
美しいガラスから滴る水。
何言ってんだと思うかもしれませんが、これだけでも見ていられる。
水槽内に設置するとこんな感じ。
実際に設置するとそこまで大きさは気になりません。
ガラス製であることと、男心をくすぐる実験器具のようなデザインのおかげです。
オレンジ色の樹脂がゆっくりかき混ぜられる様は、何時間でも眺めていられそうです。
この樹脂に心の中のTH( Tとても 、Hurtfulな気持ち)も吸い込まれていきます。
ちなみに、 ソフナイザー50を設置する前のTHはこんな感じ。
100に近いかな?
ADAの水槽はTHが20mg/Lとかなので、それに比べると結構高めです。
交換用の樹脂はたっぷり残っているので再生して使うのが面倒であれば交換してもいいかも。
Naが水槽の混入するのも防げるし。
順番おかしいですが、どんな時にこのソフナイザーが必要かというと
・買うものがなくて、何か探しているとき
・TH(GH)が高くて育たない草があるとき
・美しいガラス器具を眺めたいとき
・ソイルが古くなって硬度が高くなってきたとき
・硬度に恨みを持っていて、どうしても赦せないとき
逆に硬度が高くても水草が何故か絶好調に育っているのであれば、無理に硬度を下げる必要はないと思います。
水草が育たない→草が育たない→計測したらTHが高い
そんな時はTHを下げてみるのもいいかもしれません。
ぶっちゃけ、ソフナイザーの中身の樹脂を細かいネットに入れてフィルターにでも入れておけば硬度は下がると思います。効率は別として。
それでもソフナイザーの美しさを眺めていたいのであれば、それはソフナイザーを設置するほか心は満たされません。
たぶんそのうちソフナイザー20の13Φ用は在庫しようかと思いますが、しばらくはお取り寄せになります。
どうしても欲しくなっちゃった方は、お申し付けください。
さいたま市の小型熱帯魚と水草の店 aquarium shop suisai
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